花のある暮らしがあこがれ!でも水を変えるのがめんどくさい…
お花を飾ってみたいけど、手入れをする時間がない
家にお花を飾りたい!けれどおしゃれに飾る自信がない…
そんなことを考えている方にぴったりなのがプリザーブドフラワーを使ったアレンジメントです。
手軽に始めることができ、飾るとお部屋の中が一気に華やかになるプリザーブドフラワーのアレンジメント。
この記事ではプリザーブドフラワーのアレンジメントの魅力を紹介していきます。
プリザーブドフラワーデザイナー
小野梨花
RikaOno
プリザーブドフラワーの教室を運営や、都心百貨店でのデザイナー経験、ECショップ運営、コンテスト入賞多数のプリザーブドフラワーに魅入られて、つくり続けているプリザーブドフラワーオタク。 プリザーブドフラワーオンライン動画スクールの企画・撮影・編集をしています。
プリザーブドフラワーって何だろうと思われる方はたくさんいらっしゃると思います。
また名前だけ聞いたことがあったり、アレンジメントは見たことがあるという方も多いでしょう。
プリザーブドフラワーはどんな魅力のあるお花なのでしょうか?
プリザーブドフラワーの「プリザーブド」は英語の「preserved」のことで、「保存された」という意味です。
バラやカーネーション等の生花に専用の液を使って加工したものがプリザーブドフラワーです。
プリザーブドフラワーはこの専用の液のおかげで、生花のような瑞々しい見た目と、しっとりとやわらかい質感を持ち合わせています。
お花のアレンジメントには造花やドライフラワーなども使われることがあります
プリザーブドフラワーのアレンジメントには造花やドライフラワーとは違い、まるで生花のような瑞々しさが最大の魅力と言われています。
プリザーブドフラワーはバラ、あじさい、ひまわり、カーネーション、菊、ガーベラなど種類も豊富です。
そして何よりも生花にはないような色もたくさんあるのも魅力の一つ。
水を必要としないお花のため、アイディア次第でアレンジメントの幅がとても広いことも特徴です。
プリザーブドフラワーは永遠の花などと言われることもあります。
けれど実際に長期保存していくことはなかなか難しい部分があります。
プリザーブドフラワーは高温多湿に弱いです。
そのため梅雨のある日本では2~3年が平均的な保存期間とも言われています。
ただし、環境や保管方法によっては2~3年よりももっと長くきれいに保つこともできます。
またプリザーブドフラワーの色によってはより長く楽しむことができる場合もあります。
そして完璧な保存状態ではないものの、それなりの風合いであれば10年以上保存することも可能です。
- ・高温多湿や直射日光を避ける
- ・ホコリはドライヤーの弱冷風をあてるか、またはチークブラシ等で優しくはらう
- ・あらかじめクリアケース等に入れて、除湿剤や防虫剤を入れて保管する
少しだけ気を付けてあげるだけで、可愛らしいプリザーブドフラワーのアレンジメントを長い間きれいな状態でお部屋に飾ることができますよ。
プリザーブドフラワーの花材は店頭やインターネットショッピングで買うことができます。
「アレンジメントを作るのに何種類もお花を買わないといけないんでしょ?」
「1箱に一種類のお花が何個も入っているけどそんなに使わない…」
そんな初心者さんのために、プリザーブドフラワーのアレンジメントキットを売っているショップもあります。
こういったキットを購入すると、多く花材を購入する必要もなく在庫を持たないで済むというメリットがあります。
初めてつくってみたい!そんな方は、まずはキットでプリザーブドフラワーに触れてみてはいかがでしょうか?
また、最近では手芸屋さんやインターネットショップでも手軽にプリザーブドフラワーを入手することができるようになりました。
また、Amazonでもプリザーブドフラワーの花材を見かけることも多くあります。
実際にみて購入したい場合には、問屋さんに行ってみるのもおすすめ!
最近では業者登録しなくても購入できるシステムを取り入れているケースも増えています。
問屋さんでは、実際にプリザーブドフラワーや花器、副資材を手にとってみることができます。
プリザーブドフラワーを楽しみたい!
そんな方は一度訪れてみても刺激がたくさんですよ!
プリザーブドフラワーのアレンジメントは作りたいけど、使う道具がわからないという方も多いと思います。
ここではプリザーブドフラワーのアレンジメント作りを始めるために最低限必要な道具を紹介していきます。
最初に手軽に揃えて楽しいと思ったら買い直すのも
最初からプロと同じ道具から入るのも
ご自分にあった形で揃えてみてくださいね
プリザーブドフラワーのアレンジメントを始めるために最低限必要な道具は以下の道具です。
ハサミ
ワイヤーなどを切るのに使います。
最初のうちはご自宅にある物で充分です。
慣れてきたら、クラフトバサミなどの太いワイヤーも切れるものが良いでしょう。
ペンチまたはピンセット
アレンジメントで細かい作業をする時に使います。
最初のうちはご自宅にある物で充分です。
おすすめはバネ付きの精密用ペンチです。
力を入れずにプリザーブドフラワーをアレンジするのに役立ちます。
木工用ボンド
アレンジメントでお花を固定したりするのに使います。
ボンドはすぐには乾かず配置のやり直しが可能なため、初心者が繰り返しやり直しをするのにぴったり。
乾燥すると透明になるため、失敗も目立ちません。
アレンジメントのデザインによってはボンドではなくグルーガンを使ったほうが良いものもあります。
グルーガン
あったほうが便利な道具です。
プリザーブドフラワーは壊れやすく繊細な特徴がある花材です。
ガクや花びらが落ちてしまった際にはグルーガンで補強するのがおすすめです。
ワイヤー
プリザーブドフラワーは茎がないお花です。
そのため、アレンジメントをするためにはワイヤーをかけて茎を作る必要があります。
この作業をワイヤリングと言います。
ワイヤーはプリザーブドフラワーのアレンジメントを楽しむためには必要不可欠。
着色されていないタイプのワイヤーである【裸ワイヤー】と、着色されたタイプのワイヤーである【地巻ワイヤー】があります。
いろいろな太さがあり、#のあとについている数字でワイヤーの太さを見分けることができます。
#24裸ワイヤー
#26地巻グリーンワイヤー(もしくは#24地巻グリーンワイヤー)
があれば基本のアレンジメントは作ることができます。
フローラルテープ
プリザーブドフラワーのコサージュやブーケにはマストの資材です。
アレンジメントの際に茎が見えそうな場合にも使います。
また、プリザーブドフラワーのライスフラワーやかすみ草など、ワイヤリングした箇所を補強したい繊細な小花にも不可欠です。
耐水性があり弱粘着性があるテープです。
引っ張ることでくっつきやすくなります。
カラーバリエーションが豊富なため、アレンジメントによって使い分けることもできます。
フォーム
生花のフラワーアレンジメントにも使う給水スポンジです。
オアシスと呼ばれることもありますが、実はオアシスというのは会社名
フラワーアレンジメントに使う給水スポンジのことをフローラルフォームと呼びます。
主にフレッシュフラワーに使うフローラルフォームはオアシス
プリザーブドフラワーやドライフラワーに使うフローラルフォームはサハラと呼ばれています。
花器
まずは小さいものがおすすめです。
いろいろな種類があるため、ご自身の好みで選ぶことができます。
ホームセンターやインターネットショッピングで買うことができます。
本格的な道具を探したい場合はモノタロウでの取り扱いも。
もちろん、問屋さんのネットショップでも取り扱いをされています。
そしてなんと百円ショップでの取り扱いもあるんです。
「プリザーブドフラワーのアレンジメントをちょっとだけ試しに作ってみたい」という場合は百円ショップの道具を買って試してから、専門店等で購入という形でも良いかもしれません。
ワイヤー、フォーム、グルーガンは100均でも購入可能です。
また、花器も100円均一ショップでも最近は可愛いものがたくさん出回っています。
お土産にいただいたりした思い出の可愛い箱にアレンジするボックスアレンジも可愛いですね。
お菓子が入っていたカゴもおすすめです。
プリザーブドフラワー自体が高額になりやすいため
最初にまずは試してみたい!
そんな場合には、ご自宅にあるものや手軽に購入できるアイテムにアレンジしてみてもよいですね。
プリザーブドフラワーのアレンジメントと言われてどんなものを想像しますか?
プリザーブドフラワーはアイディア次第ではいろいろな作品や飾りを作ることができるのです。
ここではプリザーブドフラワーを使ったアレンジメントの一例を紹介していきます。
リースというとまずクリスマスを思い浮かべる方も多いかもしれません。
はじまりと終わりのない、【輪】の形になっているリースには永遠という意味があります。
ドイツをはじめとした欧米では、リースは安全に家族が帰ってくるお守りの意味もあるインテリア。
プリザーブドフラワーで作られたリースは生花のようにみずみずしい華やかさが特徴。
ドライフラワーのようにパラパラ落ちてくることもありません。
お部屋に飾ったリースは大切な人たちをきっと見守ってくれることでしょう。
ただし、玄関リースにプリザーブドフラワーは要注意。
雨風に当たる場所にはプリザーブドフラワーのリースは壊れてしまうので、不向きです。
生花と違い、水やりの必要も花粉もないプリザーブドフラワーのアレンジメントはプレゼントにも最適。
お部屋やベッド周りを彩るアイテムとしても人気です。
アレンジメントの幅が広いのもおすすめ理由の一つ。
プレゼントを送る相手の好みにあわせたアレンジメントを選ぶことができるのもプリザーブドフラワーのアレンジメントならではです。
ウェディングの定番アイテムであるブーケは女性のあこがれですよね。
プリザーブドフラワーで作るブーケは生花のような見た目でありながら長持ちをするのが嬉しいですよね。
結婚式の思い出を長い間とっておくことができます。
また、前撮りから同じブーケで当日も楽しめるのもポイント。
またプリザーブドフラワーはカラーバリエーションが豊富なため、理想の色でブーケを作ることもできるんです。
中には、ブーケを解体してアレンジして飾り直す人や、両親への贈り物に作り直す人も。
アイディア次第で結婚式の思い出を残すことができるのもプリザーブドフラワーのブーケの魅力の一つです。
セレモニーの日を華やかに飾るコサージュや髪飾りもプリザーブドフラワーで作ることができます。
プリザーブドフラワーのコサージュや髪飾りは生花のような美しさと高級感が特徴です。
プリザーブドフラワーのコサージュはフォーマルウェアとの相性も良いため、大切なセレモニーの日にぴったりです。
ただし、小さなお子様を抱っこすることがある場合などには、壊れてしまうことがあるので注意が必要です。
「プリザーブドフラワーのアレンジメントって難しそう…」
「プリザーブドフラワーのアレンジメントを習うのも高いんじゃない?」
そんな風に考えて、プリザーブドフラワーのアレンジメントを作るのはちょっと敷居が高いというイメージの方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、プリザーブドフラワーのアレンジメントは材料と道具さえそろえてしまえばご自宅でも簡単にできるのです。
YouTube等でもプリザーブドフラワーのアレンジメントの作り方がたくさん紹介されています。
プリザーブドフラワーの魅力をご紹介しましたがいかがでしたか?
プリザーブドフラワーのアレンジメントは、一見敷居が高そうに見えます。
しかし、ご自宅でも手軽に始めることができます。
自分で作った世界でたったひとつだけのオリジナルのプリザーブドフラワーアレンジメント
自宅に飾っても
お友達にプレゼントしても
ちょっと特別な気分になれそうですよね
きっと夢中になれる楽しみの一つになってくれることでしょう。
皆さんもぜひチャレンジしてみてくださいね!