プリザーブドフラワーのメーカー別のデンファレ、マム(菊)の特徴を比較して紹介しています。
デンファレとマムは日本で流通しているプリザーブドフラワーのブランドでは
・フロールエバー社
・大地農園
が主流です。
それぞれのメーカーには色合いだけではなく、お花の硬さや花びらの特徴が異なります。
プリザーブドフラワーデンファレは、大池農園さんの方が花びらが丸く、フロールエバーさんの花びらはしゅっとしている印象があります。
プリザーブドフラワーのマムは繊細にできています。
特にフロールエバー社のマムは取り扱いに注意が必要!
花びらが取れやすく、崩れやすい一面があります。
一方で繊細なフォルムと上品な丸みはフロールエバー社のマムならでは。
仏花には大きさも相性が良いため、フロールエバー社のプリザーブドフラワーマムは使いたくなるところです。
そのため、リペア(修復)の方法を知っておくことでより安心して、資材候補に入れることができるのではないでしょうか?
フローラルアドビーシブを用いることで簡単に修復できます!
ぜひ試してみてくださいね。
意外と忘れがちなのが「繊細なプリザーブドフラワー花材を箱から取り出す」基本です。
ローズやカーネーションは大きく壊れることが少ない花材なので、プリザーブドフラワーそのものを持って取り出しているという方もいらっしゃるかもしれません。
一方で、次の花材は取り出し時に注意が必要です。
- マム(菊)
- デンファレ
- ダリア
花びらやガクが取れやすいプリザーブドフラワーは取り出し時に細心の注意が必要です。
また、マム(菊)やダリアも気をつけて!
細かい花びらがたくさんついているお花は、花びらが取れやすいです。
そのため、保護紙を持ってとりだすことが大切です。
その後、壊れやすいプリザーブドフラワー花材はアレンジするにもどきどきですよね。
そんな時には、超ハードヘアスプレー(無香料)がおすすめです。
ワイヤリングをした後にシュッと花材を壊さないように気をつけながら吹きかけて、硬化してあげることで壊れにくくなってくれます。
プリザーブドフラワー仏花の基本的な組み方と榊を模した花材の作り方を解説しています。
意外と知られていないかも!?なドライフラワーのハスの実のワイヤリング方法も解説!
ハスの実は「花托(かたく)」と呼ばれる部分が変化したものです。
ハスの花の中心にあった花托は花弁が散ると「果托(かたく)」に変化します。
成熟して褐色した果托はドライフラワーのとしても人気があります。
仏花は1基である場合もありますが、ご注文を受け始めた・・・という方の中には「2基セット」とご依頼いただく方も多いのではないでしょうか?
生徒さんからもご相談いただくことが多い「2基セット」のプリザーブドフラワーの仏花の組み方を説明しています。
左右対称に組んでいくためには、並べて都度確認しながら、調整を行うことが大切です。
また、プリザーブドフラワーのマム(菊)やデンファレはそのままだと、花顔が下を向いてしまったり、ワイヤーにぴったりくっついてしまって窮屈になってしまいやすいです。
そのために、取り付ける際にはL字にワイヤーを曲げることを意識するようにしましょう。
そして組んだメインの部分の後ろにあてる「榊(さかき)」もしくは「樒(しきみ)」と呼ばれる葉です。
残念ながらプリザード素材ではなかなか榊も樒も見かけることはありません。
しかし、プリザーブドフラワーで全部整えたい・・・!
そんな時には、プリザーブド加工されているリーフを使って榊や樒をもして作ってみましょう!
ガーランドで組んで、本体の大きさに合わせて組み立てると作ることができますよ。
仏花ではよく榊(さかき)や樒(しきみ)がお供えに用いられることが多いです。
樒と榊は似ているように見えますが、下記の点において違いがあります。
樒 | 榊 | |
---|---|---|
用途 | 主に仏事で使用 | 主に神事で使用 |
香り | 独特の強い香り | ほぼ無臭 |
葉の付き方 | 1か所から複数付いている | 1枚ずつ左右対称に付いている |
葉の厚み | 肉厚で柔らかい | 平たく硬い |
主に榊は神式のお葬式や神事に用いられることが多いです。
一方樒は仏事に使われることが多い葉です。
宗派によって諸説あるようですが、厳密にどちらがダメということもないようです。
仏花には厳密にいうと樒を使うことが多いようです。
葉のつき方の特徴をみるとわかるのですが、1箇所から複数枚ついている樒を模す場合、プリザーブドリーフの加工方法では難しい一面もあります。(ワイヤーの強度によっては曲がりやすくなります)
そのため、プリザーブドリーフで模す場合には1枚ずつ左右対称についている「榊」を模して作っています。
📍クラフトハサミ
📍ペンチ
📍グルーガン(ガクが取れたり花びらが取れた時にみに使います)
📍フラワーアドビーシブ(プリザーブドマムが壊れた時に使います)
📍フローラルテープ
📍無香料ハードヘアスプレー(プリザーブドマムの硬化に使います)
☘️ワイヤー
☑︎22番地巻ホワイト
☑︎ 22番地巻ブラウン
☑︎ 24番地巻グリーン
※地巻グリーンは26番でもOKです
☑︎24番裸
<動画で使っているプリザーブドフラワー資材>
🌸プリザーブドフラワー【デンファレ】
大地農園|https://www.ohchi-n.co.jp/
フロールエバー|https://www.florever.co.jp/
🌸プリザーブドフラワー【マム(菊)】
大地農園|https://www.ohchi-n.co.jp/
フロールエバー|https://www.florever.co.jp/
🌸プリザーブドフラワー【アジサイ】
フロールエバー|https://www.florever.co.jp/
🌸プリザーブドフラワー【かすみ草】 メタリックゴールド
大地農園|https://www.ohchi-n.co.jp/
🍃プリザーブドグリーン【タバリアファン】
大地農園|https://www.ohchi-n.co.jp/
🍃プリザーブドグリーン【ミンファーン】
大地農園|https://www.ohchi-n.co.jp/
🍃プリザーブドグリーン【ルスカス】
大地農園|https://www.ohchi-n.co.jp/
🪷蓮の実(ドライ)
大地農園|https://www.ohchi-n.co.jp/
花材の準備をしましょう
使用する花材にワイヤリングとテーピングをします。
プリザーブドフラワーの和の花材と呼ばれるマム(菊)やデンファレはとても繊細です。
ワイヤリングとテーピングも、プリザーブドフラワーを壊さないように慎重に行いましょう。
プリザーブドマムはワイヤリングした後に、硬化することがおすすめです!
テーピングをする際にお花が崩れにくくなるためです。
そのほか、プリザーブドフラワーのアジサイはツイスティングメソッドでワイヤリングをしましょう。
アレンジメント本体部分を組み立てましょう
アレンジメントの本体部分を組み立てていきます。
先端から順順に組み進めていきましょう。
イメージは下にかけて細長い二等辺三角形をイメージして作ること。
プリザーブドフラワーの仏花を入れる花器(仏具)にの高さに対してアレンジメントの高さが1:2のバランスになるように組み立てると、バランスが整いやすくなります。
榊を組みましょう
榊を模したプリザーブドリーフ素材を作ります。
全体のバランスを確認しながら、本体と左右対称になる相手と合わせながらバランスを調整していきましょう。
リーフのワイヤリング・ヘアピンメソッドもしっかりと!
本体部分と榊を模したパーツを組み合わせて、ステム(茎)の処理をします。
ステム(茎)は折り曲げて花器に納めます。